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占有工事を行っている

一言で道路を工事するといっても、簡単に始めることはできません。
その理由は、道路の下には水道管やガス管、電気のケーブルなど様々なものが通っており、それを管理している人が異なるからです。
そしてこれらの工事は、水道業者やガス業者など、それぞれを管理する業者が担当しています。
ちなみにこのような工事を、占有工事と呼びます。

占有工事をする際は、最初にインフラ整備を管理している人に許可を申請し、受理されてから工事のスケジュールを考え、実際の作業に移るという流れになります。
このように許可を取る段階でかなりの時間が掛かるというのが、占有工事の特徴です。
長いと、工事が終わるまで数か月ほどの時間が掛かるケースもあります。

順番に工事を進める

スムーズに工事を終わらせるため、水道管の工事が終わったら次はガスの工事など、順番にスケジュールを調整するのが一般的です。
全ての箇所をまとめて工事できれば楽ですが、水道管の工事とガス管の工事では全く仕組みが異なるので、一緒にすることはできません。

またインフラ整備の工事をそれぞれの専門業者が担当することで、一連の工事の流れでトラブルが起こった時に、どこに問題があったのかハッキリさせることができます。
大きなトラブルが起こり、都民のライフラインが途絶えるようなことが起こると、業者はかなり高額な賠償金を請求される可能性があります。
その時に業者同士で揉めないよう、素早く責任者を探し出せるシステムになっています。